転職や異動など、正社員やパートを問わず、新しい職場や職種で…
- 仕事が覚えられない
- 同じミスをして注意を受ける
そんな経験から、あ~自分には向いていないのかなと、感じたことがある方もいるのではないでしょうか。
それ、もしかすると、「聞けない」ことが原因なの かもしれません。
覚えられないのではなく
聞けなかった
私は若い頃、職を転々としていました。
その理由は、どの会社でも 「分からないことを聞けなかった」 ことにあります。研修でも、先輩にも、私は自分から質問することができませんでした。
新卒で、分からないのが当たり前の時期に、なぜ私は「聞く」ことができなかったのでしょうか?
迷惑かけたくないな…
こんなこと聞いていいのかな…
みんな忙しそうだな…

新卒に限らず、新しい環境に入ったばかりの時期は、何でも質問しやすいタイミングです。
でも、私はそのチャンスを逃してしまいました。
仕事が覚えられないまま時間が経つにつれ、先輩たちも次第に苛立ちを、隠せなくなっていきました。
聞いてくれない寂しさ
職を転々としていた私も、さすがに「このままではいけない」と思い、とある会社で意を決して「聞くこと」を実践するようになりました。
そうして少しずつ変わっていくうちに、気づけば新人を迎え入れる立場や、指導する立場になっていきます。

なんで、聞いてこないんだろう?
最初はわからないよな、こんなこと
聞いてくれないと、余計に忙しい~
新人のときは 「こんなこと聞いていいのかな?」 と悩んでいた私も、逆の立場になってみると 。
聞かずにミスされるより、最初に聞いてもらった方が~そう思う場面は何度もありました。
それだけでなく、聞いてこない新人を見ると、どこか寂しさのようなものを感じたのです。
もしかして…
信頼されていないのかな?
再び新人に!畑違いの仕事!
聞かないと始まらない
私は、夢を追い求めるために時間を確保し、早期退職してパートの道を選びました。
そう、何十年ぶりの新人です。
もう手取り足取り、教えてもらえる歳でもありません。
さぁ…どうする?
聞けるのは、最初のうちだけ!
しつこいくらいに聞きまくり、殴り書きでメモ!
右も左もわからず、「本当は何を聞けばいいのかすら分からない」 くらいに右往左往。
でも、分からなければ、どんな小さなことでも聞いていました。
制服の着方?
そんなの聞くほどのこと?
そう思うことでも…

鬱陶しそうな顔をされても、気にしない!
聞かずに嫌われて辞めるより、聞いて学ぶ!
「また聞くの?」 と言わんばかりの表情をされることもありました。
でも、そこで気にしていたら…結局また
「聞けない自分」
に逆戻り。
ここで遠慮していたら、また「仕事が覚えられない」まま辞めることになる。
だったら、しつこいくらいに聞いて、それでも分からなければ辞める方がいい!そんな気持ちでした。
1か月後~聞いたからこそ、得られたもの
1か月後、こんなことも聞いてみました。
1か月たちました…
どうでしょうか?
自分、何か至らない点はありませんか?

一生懸命やっていて、いいと思うよ
これからも何でも聞いてね..
聞くことは、上司や先輩に…
- ちゃんと考えている人
- 仕事を一生懸命覚えようとしている人
という印象を与えていたようです。
とは言え…
職場には、無視する人もいれば、人によって答えが違うことも…
え?
人に寄って違うじゃん?
なんてことも、よくありますよね。
そのあたりの話は、また別の機会に。

備楽旅おすすめ・中国浙江省/杭州

水の流れが止まれば、湖はよどみ、川は干上がるように、「聞く」ことをためらえば、仕事の流れも止まってしまうのかもしれませんね。
新しい環境に飛び込んだとき、聞かずにじっとしているだけでは、流れは生まれないですよね。
中国杭州市内を流れる銭塘江も、流れ続けるからこそ、ゆるやかに変化しながら今に続いています。
小さなことでも聞くことで、仕事の流れが生まれ、やがて銭塘江や世界遺産・西湖のように、その環境に自然と馴染んでいくのかもしれませんね。
忘れかけていた私を思い出す
日々のしがらみや役割に追われ、本当の自分を見失いそうなとき。
あなたの中にすでに備わっている力を引き出すヒントをお届けします。

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